機能一覧・動作環境 | IT業務自動化・効率化ツール「OMFLOW」(株式会社CIJ)

機能一覧・動作環境

システム概要

OMFLOWは、社内ITサービスや機器管理の機能を備えたIT業務自動化・効率化ツールです。
アカウントの発行や削除、ソフトウェアの更新、障害発生時の初動対応など、情報システム部門で発生する定常業務・ITOMを自動化。
業務効率の向上や人手不足・属人化の解消、コスト削減を実現し、IT業務のDX化を力強く支援します。
定常業務に追われて残業が増える、専門業務に時間を割けない…そんなお悩みを解決できるシステムです。

自動化したい業務

  • デバイスからのインシデント
  • ソフトウェア管理
  • ユーザーからのワークフロー申請
  • 仮想マシンの設定、申請、設定

などなど…

OMFLOW導入で…

柔軟かつ手軽に業務を自動化・効率化・見える化

ユーザー申請から設定変更までシステムが一貫して行う状態へ

確認フロー(申請や承認などの確認作業をシステム化)、作業フロー(実作業を自動化)、の順で適用し、ユーザー申請から設定変更までシステムが一貫して行うことで業務を自動化

業務の自動化

情報システム部門に集まる、インシデント情報やシステム利用申請に基づく定常業務・ITOMをOMFLOWで自動化・効率化します。人が専門的な業務に集中できるようになり、生産性の向上を実現します。

業務の見える化

タスクや、タスクの実行結果を一覧化して管理できます。一覧化した情報を活用することで、システム化が必要な業務を分析するなど、業務プロセスの改善に役立てることができます。

柔軟な業務適用

ノーコード、ローコードにより、外部サービスと連携したアプリケーションをマウス操作で作成することができます。ローコードで作成したコンポーネントを組み込むことができるため、既存のコンポーネントでは実現できない複雑な処理をシステム化できます。

機能一覧

データ収集機能

OMFLOWには、「コレクター」と呼ばれるデータ収集のエージェント機能があります。
この機能により、社内サーバーだけでなくクライアントPCも対象に、PINGによる死活監視や、メモリ・CPU・ディスク使用量などのリソース状況を自動で収集できます。
たとえば、社内サーバーのリソース監視を行い、使用率が設定した閾値を超える、あるいは超えそうな場合には、夜間などでも自動でプロセス停止や再起動などの予防措置を実行。
トラブルやインシデントの未然防止に役立ちます。
これにより、手作業で稼働チェックを行わなくても、システム全体の状態を常に把握可能です。

OMFLOWはデバイスからの情報収集を行い、収集に基づいた自動処理を行い、ユーザーへの通知を行います

ワークフローエンジン

OMFLOWには、業務プロセスを自動化するワークフローエンジンを搭載。
マウス操作で直感的にフローを作成できるため、専門知識がなくても簡単に業務アプリケーションを構築できます。
タスク内容に応じた担当者の自動アサイン、条件分岐による柔軟な処理も設定可能です。
情報システム部門での各種申請フローの作成はもちろん、稟議申請アプリケーションなど他部門の業務にも幅広く活用されています。
作成したワークフローは誰でも修正・公開ができ、操作権限を設定することで変更可能範囲の制限も可能。
タスクの発生から完了までを自動化し、属人化や対応漏れを防止します。

マウス操作で、コンポーネントを並べてリンクを結び、フローを作成します マウス操作で、フォームを並べて入力画面を作成します

Pythonによる複雑な処理への対応

OMFLOWでは、条件分岐や並列処理などのコンポーネントを組み合わせて、業務フローを自由に設計可能。
マウス操作で構築できるノーコード環境により、基本的な業務プロセスは直感的に作成できます。
たとえば、稟議申請のワークフロー自体はノーコード部品で対応。一方で、「申請のタイミングでユーザーに通知メールを送る際の文面」「承認後に他システムへデータを連携する」といった複雑な処理は、Pythonを用いて柔軟に実装できます。
ノーコードの手軽さと、プログラミングによる拡張性を両立。
さらに、Pythonによる開発に不安がある場合は、レベルや要望に合わせた技術サポートも提供可能です(有償)。

テンプレートアプリケーション

「導入したいけど、運用を始めるまでが大変そう…」
そんな不安を解消するのが、OMFLOWのテンプレートアプリケーションです。
アカウント管理やソフトウェア管理、バックアップ管理など、情シスが日々行う定常業務をすぐに自動化できるテンプレートを標準搭載。OMFLOWの利用開始と同時に活用できるため、導入初期からスムーズな運用を実現します。
設定済みテンプレートをベースに、自社の運用ルールに合わせたカスタマイズも可能。
たとえば、稟議申請アプリケーションと電子契約システムを連携させたり、入力金額を独自の会計式で自動計算・再表示させるなどの拡張が行えます。
カスタマイズはお客様自身で行うことも、CIJに依頼して開発を任せることも可能です(有償)。

業務テンプレート名 対応業務
アカウント管理 アカウントの追加、変更、削除(メールアカウント含む)
ソフトウェア管理 ソフトウェアのインストール、 アンインストール、確認
状態監視 SNMP監視、システムの状態監視 (コレクター経由)
共有フォルダ管理 共有フォルダの追加、変更、削除
パスワード管理 パスワードのリセット、 更新
バックアップ管理 バックアップの実行、結果確認
インシデント管理 ユーザからのインシデントの受付、担当アサイン、解決後の報告
  • テンプレートアプリケーションは2026年に順次リリース予定です。

タスク実行のスケジューリング機能

OMFLOWでは、タスクの起動や進行を自動的に実行するスケジューリング機能を搭載しています。
「毎朝のログ収集・解析」「決まった時刻のデータバックアップ」などの定期タスクを自動実行できるほか、システム障害を検知した際には即座に自動復旧処理を行うことも可能です。
また、タスクはユーザーによる手動操作だけでなく、決まった時刻や周期、他システムからのAPI連携、OMFLOWエージェントによる監視検知など、複数のトリガーから実行できます。
これにより、日々の定常業務を確実かつ効率的に進め、「気づいたら処理が完了していた」という状態を実現します。

ユーザーが手動で操作、サーバー上のプロセスを監視するOMFLOWエージェントが操作、決まった時刻や周期で操作、他システムがOMFLOWを公開するAPIを利用して操作

タスクの見える化機能

わかりやすい一覧表示機能

OMFLOWでは、担当タスクや進行状況をひと目で把握できるタスクの見える化機能を備えています。
自分の担当タスクはもちろん、部下やチーム全体の進捗状況、過去タスクの履歴まで一覧で確認可能です。
さらに、期限前のリマインドメール送信や、タスクのレベル設定(色分け表示・任意のステータスコメント表示)にも対応。
「誰が・何を・どこまで進めているか」が明確になり、作業漏れや対応遅れを防止します。チーム全体のタスク進行を効率的に管理し、業務のスピードと精度を高めます。

フロー改善をサポートする統計取得機能

OMFLOWでは、実施済みタスクの統計情報を取得できます。
ユーザーから報告されたインシデントの記録や、監視対象デバイスの状態一覧などを可視化し、業務データを一元的に把握可能です。
取得したデータはレポート機能で集計でき、CSVやPDF形式での出力にも対応しています。
日々の運用状況をデータとして蓄積・分析することで、対応品質の向上や、将来的なトラブルの未然防止につなげられます。

統計取得機能の一例
  • ユーザーから報告されたインシデントの記録・蓄積
  • 監視対象デバイスの状態一覧の確認
  • 過去に報告されたインシデントの傾向分析
フロー改善をサポートする統計取得機能の画像 本社最終退室の画像

操作画面

OMFLOWは、見やすく、使いやすいUIと高い操作性で、誰でもスムーズに扱えます。
「実際の操作画面を確認したい」という声にお応えして、下記から各機能の画面イメージをご確認いただけます。

ダッシュボード

実行したタスクの結果データを集計し、円グラフ、折れ線グラフなどで表すことが可能です。
グラフでまとめることで、日々の業務量や課題を見える化することができ、業務改善につなげることが可能です。

マイタスク

自分に依頼されたタスクはマイタスク上に集約して表示されます。
タスクのレベルやタスクの状態などが表示されるため、業務の抜け漏れを防止できます。

サービスリクエスト

よく使う業務アプリをまとめることができます。
また、特定の業務アプリを必要なユーザーにのみ実行可能とするような、アプリのアクセス管理を行うことも可能です。

フロー設計

業務アプリを作成する機能です。
コンポーネントをつなげることでフローを作成します。
コンポーネントごとに機能が備わっているため、ノーコードで簡単に業務アプリを作成することができます。

Pythonコンポ

既存コンポーネントで実現できない機能や複雑な機能をローコードで実現することができます。
これにより他システムとの連携や管理対象デバイスに対してスクリプト実行をするなどの複雑な処理にも柔軟な対応が可能です。

コレクターのデータ収集画面(基本的な監視)

コレクターと呼ばれるエージェントをデバイスにインストールすることで、デバイスの状態監視が可能になります。
また、OMFLOW上で作成したアプリを、コレクターを経由してデバイス上で実行することも可能です。

レポート

実行したタスクの結果データをレポート形式でまとめることができます。
任意の絞り込み条件でまとめることができ、業務プロセスの見直しや業務量の確認が可能です。
また、CSV、PDF形式でエクスポートすることも可能で、レポートの二次活用が容易です。

機能名称をクリック・タップすると入出力画面が表示されます。

    動作環境

    本システムはクラウドでの提供となっております。お客様にご準備いただく環境は以下のとおりです。

    OS OS依存なし
    CPU、メモリ、HDD 対応OSの動作推奨値に準拠
    推奨ブラウザ
    • Mozilla Firefox
    • Google Chrome
    • Microsoft Edge
    • Apple Safari
    資料請求
    お問い合わせ
    よくある質問